2020/09/01 15:04

19.6.6

20世紀と21世紀にまたがる「平成」は、フィルムカメラ主流の時代から、デジタルへ移行した時代。家族の記念撮影だけでなく、日常の一コマを切り取り記録に残すツールとし、さまざまなタイプのカメラが登場しました。今回は、平成30年の間に生まれた、エポックメイキングな「記憶に残るカメラ」をご紹介します。 

一眼レフカメラEOSシリーズの最上位機種の初号機キヤノン「EOS-1 」


一眼レフカメラの中でも圧倒的なシェアと知名度を誇っているキヤノンのEOSシリーズ。キヤノン独自技術の測距センサーBASISを搭載した初代EOS650は、1987年に登場しました。そして、EOS650の約4倍の性能を持つBASISを搭載し、高性能なオートフォーカスを実現したEOSシリーズ最上位機種の初号機「EOS-1」が登場したのが、平成元年(1989年)9月でした。 

EOS-1 
発売年月:平成元年(1989年) 
発売時価格:189,000円(ボディのみ) 

「撮影したその場で、液晶で見られる」カシオ「QV-10」


カシオが平成7年(1995年)3月に発売した、「QV-10 」は、世界で初めての液晶モニタ付きコンパクトデジタルカメラでした。それまでも、アップルなどがデジタルカメラを発売していましたが、世に普及する大ヒットとなった本格的なデジタルカメラはこの「QV-10 」。現像しないと分らなかった撮影結果を、その場で直ぐに液晶で見られるという体験は、今では考えられないくらい画期的なことでした。 

QV-10 
発売年限:平成7年(1995年) 
発売時価格:65,000円

カードサイズで大人気に!富士フイルム「チェッキinstax mini 10」


インスタントカメラ「チェッキ」の初代機「instax mini 10」の登場は、平成11年(1999年)。それまでのインスタントカメラよりも小さめのカードサイズフィルムは、手帳や定期入れに入れて持ち歩きやすいサイズで人気に。当時のプリクラブームと相まって10代~20代の女性を中心に、友だちとのコミュニケーションツールとして大ヒットとなりました。 

チェッキ
instax mini 10 
発売年月:平成11年(1999年)11月

デジタル一眼レフカメラの普及に貢献、ニコン「D1」


プロ仕様のデジタル一眼レフカメラが100万円を超える価格だった時代に、65万円という破格で登場したのがニコンの一眼レフデジタルカメラ「D1」。発売されたのは平成11年(1999年)のことでした。プロ仕様として十分な性能をもったD1は、報道機関を中心に普及し、一般ユーザーにも受け入れられ、その後のデジタル一眼レフカメラブームの先駆けとなりました。 

D1 
発売年月:平成11年(1999年) 
発売時価格:650,000円

「写メール」ブームの火付け役、カメラ付き携帯電話シャープ「J-SH04」


今では、カメラが付いていることが当たり前になった携帯電話ですが、その先駆けとして平成12年(2000年)に登場したのが、当時J-フォンから発売されたシャープの「J-SH04」でした。画素数は約11万で、カメラの隣に自撮り用のミラーが付いています。J-SH04は、科学技術の発達史上重要な成果を示したとして、2014年には国立科学博物館の未来技術遺産にも登録されてました。ちなみに、同年の未来技術遺産には、世界初のレンズ付きフィルム「写ルンです」も選出されているんですよ。 

J-SH04 
発売年月:平成12年(2000年)

フルサイズデジタル一眼レフカメラ、京セラ「CONTAX N DIGITAL 」


フィルム式一眼レフカメラ「CONTAX N1」をベースに、35mm版フルサイズのCCDイメージセンサーを採用したデジタルカメラ「CONTAX N DIGITAL」が発売されたのは、平成14年(2003年)。フィルム式と同じフルサイズのイメージセンサーを掲載した初めてのデジタルカメラとして注目を集めました。画像面のサイズがほとんど同じなので、フィルム式と同じレンズを使えば、画角やぼけ方がほとんど同じになるメリットがありました。 

CONTAX N DIGITAL  
発売年月:平成14年(2002年)  
発売時価格:800,000円

世界初のミラーレス一眼カメラ、パナソニック「LUMIX G1」


パナソニックが平成20年(2008年)に発売した「LUMIX DMC-G1」は、一眼レフカメラの光学式ファインダーを取り除き、液晶ディスプレイを採用することで、世界最小・最軽量を実現した、最初のミラーレス一眼カメラです。本体の重さは385gと軽量。オリンパスとパナソニックによって策定されたレンズ交換式デジタルカメラの共通規格の一つ、マイクロフォーサイズシステムを採用した初めての機種でもありました。その後、ミラーレス一眼カメラは、どんどんと出荷台数を伸ばし、今では一眼レフカメラの出荷台数を上回っています。 

LUMIX G1 
発売年月:平20年(2008年) 
価格:オープン価格

小型・軽量フルサイズミラーレス一眼カメラ「SONY α7」  


ソニーが、フルサイズのイメージセンサーを搭載した世界初のミラーレス一眼カメラ「α7」を発売したのは、平成25年(2013年)のことでした。35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載し、高性能なのに小型軽量。高速なオートフォーカス機能や画像処理速度の高速化など、同時に発売された上位機種「α7R」と共に、この分野でのソニーの独走態勢を形作りました。 

α7 
発売年月:平成25年(2013年)  
発売時価格:オープン価格

ニコン史上初のフルサイズセンサー搭載、ミラーレス「Nikon Z7」


フルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラは、現在のデジタルカメラの注目キーワードです。ニコンが平成30年(2018年)9月に発売した「Z7」は、ニコンが始めて手掛けたフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ。フィルムカメラから続く老舗カメラメーカーらしい、高画質、高性能なミラーレスカメラです。 

Z7 
発売年月:平成30年(2018年)  
発売時価格:437,400円

大ヒット商品「Q」の後継機、ライカ「Q2」


平成の最後、平成31年(2019年)3月に発売されたライカの「Q2」は、35mmフルサイズで、4,730万画素のイメージセンサーを搭載したデジタルカメラです。ライカ史上最も大きなヒット商品となった前モデル「Q」の後継モデルである「Q2」は、Qの手軽な操作性に加え、画素数が向上し、防塵防滴になり、撮影可能枚数もアップ。ますます、活躍の場が広がりそうなモデルです。 

Q2 
発売年月:平成31年(2019年)  
発売時価格:702,000円